母からもらった数珠

私が中学3年生の時に祖父が他界した。
その葬儀のときに、母から数珠をもらった。母曰く「虎目石のいい数珠で、一生もの」だそうだ。
その時はその数珠の価値はわからなかったが、何度か葬儀に参列して、持って歩いていると、そのズッシリとした存在感が気持ちを落ち着かせてくれる。
もともと数珠の用途は仏教の宗派によって違うようだが、基本的には仏前でお経をあげるときに、その回数を記憶するための仏具だったらしく、お経を読むたびに108の珠を一つづつ手繰っていたらしい。
数珠の珠の数も108というのが基本だが、数珠の種類によって108個も珠はついておらず、半数の54個や3分の一の36個、4分の一の27個というのもあるらしい。
実際に私の数珠は大きな珠が27個しかついておらず、房がついている珠は透明で、中に笠をかぶったお坊さんをかたどった人形(?)が入っている。
総じて男性用の数珠は珠が大きい分、その数が少ないようだ。女性用の数珠は、珠が小さく、その代わり、珠数が多く、54個や108個ということが多いようだ。
数珠があれば、急な通夜でも、平服で失礼にならないというし、何より気持ちが落ち着く。日頃から手首に巻いている人もいるとのことなので、母にもらった数珠を大切に平素より持ち歩きたいと思う。
ただ、裸でポケットなどに入れて持ち歩くのは、罰があたりそうなので、手ごろな数珠袋を用意しようと思う。

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